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本革・皮ひもや合皮ラバーネックレスチェーン9種類と選び方

linoa

「革ひものチェーンが欲しくて探してみたけれど、種類が多すぎてわからないんだ。」
「そうだよね、ペンダントによって色やデザインも雰囲気が変わるし、それに細い革ひもって意外とよれちゃうんだよね。それが味があって魅力でもあるんだけど。」

一言で「カワ」と言っても本革や合皮などがあり、革の中でもさまざま種類があります。
素材により異なった性質をもっていますので、上手に付き合いながら、末長く愛用できると良いですね。ここでは、「革」の紹介とお手入れの仕方も紹介しています。

記事のご案内

情報は2025年2月時点です。
記事公開日:2025年2月24日。
情報は、20年以上貴金属ジュエリーと接している私と専門業者とのお話から、かんたんにざっくりと説明したものです。
記事の目的は、悩まないように選択肢を少なくし、「まずは取っ掛かりでやってみてください。そこから自分に合ったものを探ってみましょう。」というスタンスです。

みなさんは「革 (皮)ひも」とか「革 (皮)ネックレス」と聞いてどのようなものを想像しますか?
革ひもネックレスチェーンと言っても様々な種類があります。留め具の種類を組み合わせたら何通りになるかわからないほど。

そこで、革のネックレスチェーンを買うにあたり、どのように選んでいけば良いのかを代表的な革のネックレスチェーンをもとに段階に分けて紹介します。

革(皮)の種類を選ぶ

皮の種類

一言で本革、革、皮と言ってもその皮が何の皮なのか疑問に思ったことはありませんか?

革の種類には

牛革カーフ (薄手できめ細かい)・キップ (厚手)
豚革ピッグスキン
羊革ラムスキン (仔羊の革)・シープ (成羊の革)
山羊革キッド (仔山羊の革)・ゴート (成山羊の革)
馬革ポニー (柔らかく軽い)・コードバン (尻部分、張りと光沢感があり丈夫)
起毛革スエード・ヌバック・べロア (肌触りが良く柔らかい)
樹脂仕上革エナメル・ガラス張り革 (かたく艶が強い)

などがあります。
ジュエリーネックレスでは耐久性の良い牛革が一般的に使用されることが多いのですが、趣向によって素材は本当にさまざまです。

牛革 :カーフ(薄手できめ細かい)・キップ(厚手)
豚革 :ピッグスキン
羊革 :ラムスキン(仔羊の革)・シープ(成羊の革)
山羊革:キッド(仔山羊の革)・ゴート(成山羊の革)
馬革 :ポニー(柔らかく軽い)・コードバン(尻部分、張りと光沢感があり丈夫)ワニ革・トカゲ革・ヘビ革・カメ革・オーストリッチ・エミュー・ジャクルシー・カンガルースキン・象革・サメ革・アザラシ・鹿革・セーム革

そして天然本革ではない似たような合皮やラバーなどがあります。

合皮艶があり水に強い、水をはじく、劣化しにくい
ラバー水をはじく、艶があり柔軟性がある

色を選ぶ

黒 (ブラック)、焦げ茶色 (ダークブラウン)、茶色 (ブラウン)をはじめ、現在では赤や青、黄色やグレーなどさまざまな色で着色してあるものも増えています。
本来持つ革ネックレスのイメージとはまた違った趣のある選択肢が増えましたね。

芯ありと芯なしを選ぶ

まず、革ひも言っても皮そのものを細くカットした皮ひもなのか、真ん中に芯を作って巻いた皮張りなのかで特徴が異なります。
ここで取り扱う芯ありとは、綿で芯を作り皮張りしたものがメインとなります。
これにはそれぞれいくつかのメリットとデメリットがあります。

芯ありタイプの特徴

綿芯あり革皮ネックレス

皮そのものの特徴とデメリット

皮そのものを細くカットしたネックレスは革 (皮)ひもと呼ばれる方が多いかもしれませんね。

  1. 皮の風合いが出やすく、使い込むごとに味わいが豊かになります。
  2. 比較的安価
  3. アンティーク雑貨やアンティークジュエリーなどによく使用されます。
  4. ほつたりよれたり劣化しやすい。革だけでは耐久性に乏しく、ある期間使用していると著しくよれてしまったり、切れてしまうこともあります。
  5. 芯が付いていないと重みのあるペンダントがそのままだらーんと垂れ下がってしまいます。

芯ありの特徴とデメリット

ネックレス用に芯を作り、強度を持たせ形を維持したもの。芯は綿で作られることが多く、その芯の回りに皮を張ったネックレスです。

  1. 芯がしっかりしていてネックレスとしての形を維持している。
  2. 重いペンダントでも型崩れしにくい。芯をいれることでネックレスの線が維持されます。
  3. よれたり擦れたり磨耗しにくい。切れにくい。
  4. 少し値段が高い。
  5. 見映えには好き好きになります。使い込むと「ある程度」の味わいが出ます。このある程度というのがポイントで、完全な劣化とは違う風合いが醸し出されます。
  6. 芯があるため、初めの感触はかたい、というのが一番大きいのではないでしょうか。張りがあると言えば聞こえが良いですが、アンティークなどをイメージされた場合は少々イメージと異なるでしょう。

革のみのネックレスではだるだるになってしまうのが気になる方は芯ありを選ぶと良さそうですね。

合皮やラバーにも芯ありと芯なしがありますが、強度や柔軟性はさほど気にしなくてもよいかと思います。

ストレートタイプの特徴

皮ネックレスチョーカーストレートタイプ

芯ありの革ネックレスチェーンはきれいなネックレスの形を維持してくれますが、もっと個性を出したい時に人気なのが編み込みデザインです。編み込みは3つ編みや4つ編みがあります。4つ編みの方がしっかりしています。

ストレートタイプの良さとデメリット

メリット:ストレートではスタイリッシュに見せられるのと、上品さがあります。

デメリット:シンプルな分少し味気なさがあります。

編み込みタイプの特徴

革皮ネックレス編み込みタイプの特徴

3つ編み4つ編みタイプの良さとデメリット

3つ編み4つ編みネックレスチェーンはそれだけ装着していても様になるデザインが特徴です。一言で言えばかっこいい。でも女性にも意外と人気なんですよ。

メリット&デメリット:カジュアルで男性っぽさがある。

留め具を選ぶ

さあ、色や素材感やデザインが決まったら最後は留め具のタイプです。

留め具は本当に多種多様なものがありますので好みですが、首の後ろで目立たないため装着感や装着のしやすさ、使い勝手を中心に考えると良いでしょう。

最も使い勝手が良いかと思われるのが、ワンタッチで脱着できるマグネット式のものです。

また長さが調節できるアジャスター付きのものもおすすめです。

当ブログについて
リノアネックレス
リノアネックレス
昨今の世界情勢や物価高騰など、おしゃれとして貴金属・ジュエリー・アクセサリーを身に着ける機会が減ってしまったかもしれません。しかし、この業界と世界観を応援し、同じ分野の他店も含め一緒に盛り上げたいという気持ちで立ち上げました。 みなさんのそばに、ちょっとだけ生活を豊かにするおしゃれが見つかりますように・・
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